オートスライドはペット用の自動ドアにも最適です
日本版のオートスライドは設置方式や各種センサーを充実させることで、店舗、工場、施設などでのご使用が増えています。
ただ、もともとこの製品は、家庭内のドアを自動化するための家庭用自動ドアから始まりました。
ご家庭に自動ドアを導入する目的は、バリアフリー化が大きいのですが、大切な家族であるペットの利便性向上のために自動ドアにする方もおられます。
もともとオートスライドにはペット専用モードがございますが、日本版ではあまりこれを推奨してません。
ペットモードでは、ドアをペットの幅だけ小さく開くするということができますが、現時点では、人とペットを明確に区別するだけの性能をもったセンサーがないため、採用していないのです。
将来的にAIなどで、完全に物体を認識し、人と物、ペットなどをすべて識別できるようになったときには、この機能は活きると思います。
ペット用のオートスライドを設置する場合はマットスイッチを導入するのがおすすめ
そういうわけで、現在、オートスライドをペット用ドアとして使用していただくときは、ふつうに設置、設定していただきます。
ただし、ペットはタッチスイッチは押せないため、マットスイッチを推奨しております。


マットは静電感知式となっており、表面保護のため、フロアマットなどの下に入れて使います。(このまま使うと破れなどの原因となります)
無線式のため、配線等は不要です。
マット部分と無線送信機部分とに別れており、無線部にはコイン電池CR2016を4枚入れて使用します。
100gから感知するため、小型犬でもしっかりと反応します。
ただ、一部のワンちゃんは、このマットの匂い(ビニールかゴムの匂い)が大好きななようで、マットの下から引き出して破いてしまうことがあります。
まったく反応しない子もいるのですが・・このあたりはわんちゃんの好みの問題なので、なんともいえません。
また、こちら、屋外で浸水するような場所は向きません。
耐水ではありますが、浸水するほどの水には耐えられないからです。
マットセンサーが使えない場合は超音波式の人感センサーがおすすめです
また、もしマットが無理というのであれば、超音波式の人感センサーがおすすめです。
日本の自動ドアでもっとも多いタイプは光(赤外線)式のセンサーですが、床近くは光の反射が多く、正確に感知するのが難しいのが実情です。
これを解決するのが、超音波式のセンサーです。
こちらは潜水艦のソナーのように超音波を出して、その反射から動く物体を感知します。
ですので、床上に何かが動いてもしっかりと拾うわけです。
この超音波センサーは防水構造となっており、屋外での設置も問題ございません。
もちろん、ドアに近づけば開いてしまうので、ペットがドアのそばをうろうろしても開いてしまいます。
そこは難しいところですね。
ペット用の自動ドアについてご検討の方はぜひご連絡ください。

オートスライドの詳しい製品情報はこちらから

この記事を書いた人
株式会社ファースト・レイズ代表・八木幹夫。2級建築施工管理技士。日本電産サーボ株式会社にて自動ドアなどの産業機器向けモーターの技術営業を5年経験した後、株式会社ファースト・レイズを設立。後付けに特化した自動ドアの開発・施工販売をしています。趣味はドライブ、アウトドア、読書、車いじり。
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