引き戸と開き戸の自動ドアがあります。
でも、それはドアの種類の違い。
今回は、施工方式から自動ドアをわける、という方法で、その種類について解説してみようと思います。
自動ドアは施工方式から、大きく3種類に分かれる
① 一般的な自動ドア(新設型)

もっとも一般的なのが、店舗や病院、駅などで見かける「引き戸タイプ」の自動ドアです。
これは建物といっしょに設置するもので、
- 自動ドア専用の枠(フロントとも)とレール
- エンジン装置
- センサー
- ドア
などを最初から一式で施工します。施工時に行うため電気配線等は壁内に、また自動ドア枠を設置後に内装をすることで、自動ドアを壁や天井内にいれこむことも可能です。
特徴
- 見た目が自然
- 施設デザインとの親和性がとれている
- 配線なども壁内に可能
- 多目的トイレ向け自動ドアなど、新規設置時でないと不可なものがある
デメリット
- 工事規模が大きい
- 費用が高くなる
向いている場所
- 新築店舗
- 病院
- 商業施設
- オフィスビル
② 後付け自動ドア(既存ドアの自動化)



最近増えているのが「後付け自動ドア」です。
これは今ある手動ドアを活かしながら、自動で開閉できるようにする方法です。
たとえば、
- 開き戸
- 引き戸
- 親子ドア
- 片開きドア
などを、自動化装置によって動かしますが、開き戸の場合、そのままでは自動ドアにしたときに安全上の懸念が残ることもございます。
その際は、いちど「引き戸」にして後付け自動化するのパターンが多いです。
特徴
- 既存ドアや壁、枠をそのまま使える
- 工事期間が短い
- 新設より安価
- カスタム対応可(業者による)
よく使われる場所
- クリニック
- 小規模店舗
- 事務所
- 高齢者施設
- 住宅
メリット
- 建物を壊さず施工できる
- 営業しながら工事できることが多い
- コストを抑えやすい
デメリット
- 自動ドアエンジンが露出し、デザイン的にいまひとつの場合もある
- 建物のつくりによっては施工不可
- 補強工事が必要な場合も
③ DIYタイプの自動ドア



ネット通販などで、個人向けのDIY自動ドア製品も販売されています。
これは専門業者ではなく、個人が自分で取り付けるタイプです。
日本製と海外性がありますが、海外製はAmazonなどで、通販サイトで購入するものが主流となります。
- 引き戸タイプ
- 開き戸タイプ
などがあります。
DIY自動ドアの特徴
メリット
- コストが安い
- 納期が短い
- 営業しながら工事できることが多い
DIY製品は小型や安価のモーターを使っていることと、なにより施工費がかからないため、比較的コストが低いのが特徴です。
デメリット
- 非常に粗悪なものがあり、耐久性や品質に劣るものがございます。
- 日本の法律に違反している製品がある
- また、電気や施工知識がない人の場合、DIYで取り付けられない
- もともと寿命が短く設定されているため、設置場所によって割高になることも
日本製は問題ないですが、とくに海外、中国製の製品は要注意です。品質的に粗悪で、日常的に使うには危険なものもあります。
海外製のDIYタイプの自動ドアの元祖は、弊社でも扱っているアメリカ市場で大きなシェアをもつ「オートスライド」ですが、20年近い歴史をもつこの製品のコピー品が、現在、日本のAmazonなどでも大量にでまわっております。
一部、これらの製品の販売業者が、オートスライドや弊社の名前をかたっているようですが、弊社はこれらのコピー製品とまったく無関係です。
DIY自動ドアの注意点
工事業者を呼ばずに設置できますが、最低限のの建築の知識と道具は必要です。
また、店舗や施設なとで使用する場合、施工ミスによる想定をこえる事故の可能性があることを踏まえて自己責任での設置となります。
DIYタイプの自動ドアが向く場所
- 家庭内の個室
- 小規模な店舗・工場など
基本的には不特定多数が使用するドアは避けたほうが無難です。
どれを選ぶべき?
| 種類 | 向いている人 |
|---|---|
| 一般的な自動ドア | 新築・大型施設 |
| 後付け自動ドア | 今あるドアを活かしたい |
| DIY自動ドア | 室内や簡易用途で安く導入したい |
プロ視点でおすすめなのは?
やはり施工こみのタイプのほうが、自動ドアとしてはおすすめです。
一般的自動ドアと後付け自動ドアについては、何を重視するかによります。
- とにかく自動ドアかほしい
- 品質・耐久性はしっかりしたものがほしい
- 工事が早いほうがいい
- コストはおさえたい
のであれば、「後付け自動ドア」がおすすめです。
特に既存店舗では、新設型より後付け型の需要が年々増えています。
まとめ
自動ドアには、
- 一般的な新設型自動ドア(プロが施工)
- 既存ドアを活かす後付け自動ドア(プロが施工)
- 個人で設置するDIYタイプ
の3種類があります。
それぞれ、
- 費用
- 安全性
- 工事規模
- 耐久性
が大きく異なります。
「どれが正解か」は建物や用途によって変わるため、専門業者への相談がおすすめです。
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この記事を書いた人
株式会社ファースト・レイズ代表・八木幹夫。2級建築施工管理技士。日本電産サーボ株式会社にて自動ドアなどの産業機器向けモーターの技術営業を5年経験した後、株式会社ファースト・レイズを設立。後付けに特化した自動ドアの開発・施工販売をしています。趣味はドライブ、アウトドア、読書、車いじり。





