新設・後付けの違いと注意点をプロが解説
「新しいお店の入口を自動ドアにしたい」
「今の手動ドアを自動化できる?」
「費用はどれくらいかかるの?」
店舗入口の自動ドア化は、集客・利便性・バリアフリー対応に大きな効果があります。
しかし、実際には
- 新築時に導入する自動ドア
- 今あるドアを利用する「後付け」
で費用も工事内容も大きく変わります。
この記事では、店舗入口を自動ドアにする場合の費用相場と、失敗しないための注意点をわかりやすく解説します。
店舗入口を自動ドアにする方法は2種類
① 新設自動ドア
建物の入口を最初から自動ドアとして設計・施工する方法です。
主に以下のようなケースです。
- 新築店舗
- 大規模リフォーム
- 入口を全面改装する場合
特徴
- 見た目が自然
- 設計自由度が高い
デメリット
- 工事費が高い
- 改修・リフォーム費用が発生する
- 工期が長くなる
- 建築工事が必要
② 後付け自動ドア
今ある手動ドアを利用し、自動開閉装置を追加する方法です。
ドアが開き戸であったり、古い場合はドアを新たに作ることもできます。
最近はこの方式が非常に増えています。
特徴
- 比較的安価
- 工期が短い
- 営業しながら工事できる場合が多い
- 今の入口を活かせる
デメリット
- ドア形状によっては施工不可
- デザイン的に後付け自動ドア装置がみえる
- ドア重量の制限がある場合もあり
- 暖簾があるドアはタッチスイッチにする必要がある(誤作動の可能性あり)
店舗自動ドアの費用相場
新設自動ドアの費用
一般的な店舗用自動ドアの場合。
| 内容 | 費用目安 |
|---|---|
| 自動ドア本体 | 40〜100万円 |
| サッシ・ガラス工事 | 30〜80万円 |
| 電気工事 | 5〜15万円 |
| 入口解体・造作 ハツリ工事 | 25〜50万円 |
| 合計 | 100〜200万円前後 |
※店舗規模・仕様で大きく変動します。
後付け自動ドアの費用
既存ドアを利用する場合。
| 内容 | 費用目安 |
|---|---|
| 自動化装置 | 15〜50万円(DiYタイプもふくむ) |
| センサー | 3〜10万円 |
| 電気工事 | 3〜10万円 |
| 施工費 | 5〜20万円 |
| 合計 | 25〜80万円前後 |
既存ドアを活かせるため、費用を大きく抑えられるケースがあります。
費用が変わるポイント
ドアの種類
もっとも費用に影響します。ステンレス製、複雑なデザインのものは高額になりがちです。
引き戸
もっとも自動化しやすいです。
- 工事しやすい
- 費用を抑えやすい
- 店舗で一般的
開き戸
後付け可能ですが条件があります。
- ドア重量
- 開閉スペース
- 風圧
- 建物強度
などを確認する必要があります。
固定(FIX)ガラス壁の工事の有無
費用差が大きいポイントです。
ガラスを交換しない
後付け工事の場合、既存カラス壁をそのまま利用するため、費用を抑えやすいです。
ハツリ工事の有無
店舗入り口の場合、すぐ前が道路などであればハツリ工事をしてレールを埋め込むほうが、防風対策さになります。
ただし、レールは内部に水や埃がたまる、杖などをひっかける(非バリアフリー)などの課題もあります。
電源工事
意外と見落とされます。
自動ドアには100V電源が必要です。
近くに電源がない場合、
- 配線工事
- 天井内工事
- 壁内配線
が必要になり費用が上がります。
店舗入口を自動ドアにするメリット
入店しやすくなる
非常に大きな効果があります。
特に
- 高齢者
- 子連れ
- 車椅子
- 荷物を持った人
にとって入りやすくなります。
店舗イメージが良くなる
入口の印象は重要です。
古い重いドアよりも、自動ドアの方が
- 清潔感
- 高級感
- 利便性
を感じやすくなります。
冷暖房効率があがる
自動ドアは開くとともに、自動で閉まります。
これが店舗には大きく、とくに猛暑時や真冬のドアの室温管理に役立ちます。
人の出入りが大きいドアほど、電気代削減に大きく寄与します。
バリアフリー対策
近年は重要性が増しています。
- 福祉対応
- 店舗評価
- 補助金対象
になる場合もあります。
後付けで失敗すべき課題
現在の手動ドアが重すぎる
古い店舗で多いです。
特に
- 重い木製ドア
- 大型ガラスドア
ではドアの重さのため、建物のか移行部がゆがんでいるため、そのまま自動化すると、問題が起きる場合があります。
その場合は修理をしたり、ドアをより軽い素材に変更する必要があります。
ドアが壊れている。
よくあるのが、戸車の劣化で異音がしているドアですが、中には完全に壊れている戸車もあります。
これがさらに進むと、戸車が回転しないまま、ドアを無理に引いているため、ドアそのものが壊れてたり、ゆがんでいる例です。
これはもうドアごとの修理が必要です。
海外製のAmazon等の安すぎるDIY製品
最近かなり増えています。これらの多くは家庭用の自動ドアとして設計しています。そのため、そもそも以下が足りていません。
- 耐久性不足
- 安全基準不足
- センサー精度
- 修理対応不可
店舗は一般家庭より開閉回数が圧倒的に多いため、業務用機器が基本です。
またAmazonなどの通販専用の業者のなかには、勝手に日本の後付け自動ドア会社をかたっているものもあります。ご注意ください。
業者選びで重要なポイント
「自動ドア専門業者」を選ぶ
自動ドアは専門の職人による施工が必須です。とくに「後付け」については現場ごとにすべて状況がかわってくるため、経験と実績がないところでは厳しいでしょう。(何度も手直しが入るようなことになります)
メンテナンス体制を確認
日本製の自動ドアは非常に高品質ですが、それでも故障は起こります。その際のメンテナンス体制は大切です。
店舗入口の自動ドア化は「後付け」が増えている
最近は特に、
「今の入口を活かして自動化したい」
という相談が非常に増えています。
理由は、
- 工事費を抑えられる
- 工期が短い
- 営業への影響が少ない
ためです。
特に小規模店舗では後付け方式が人気です。
無料相談はこちら
「このドアでも後付けできる?」
「費用はいくらくらい?」
といった疑問があれば、まずはお気軽にご相談ください。
👉 現地調査・見積もり無料で対応しています

この記事を書いた人
株式会社ファースト・レイズ代表・八木幹夫。2級建築施工管理技士。日本電産サーボ株式会社にて自動ドアなどの産業機器向けモーターの技術営業を5年経験した後、株式会社ファースト・レイズを設立。後付けに特化した自動ドアの開発・施工販売をしています。趣味はドライブ、アウトドア、読書、車いじり。





