弊社にはさまざまなお問い合わせがございます。
中でも多いのが開き戸についてのお悩み。
「手動の開き戸が故障して動かない」
「開き戸が重くてあけるのが大変」
「開き戸の隙間に指をはさまれたので緊急で引き戸にしたい」
という三つがだいたいお問い合わせのトップスリーですね。
開き戸とは、押したり、引いたりして使うドアのことで、スイングドアともいいます。
マンションやビルの入り口などでよくみかける二枚1セットの両開きドアについては、「観音開き」という言い方もします。
下のようなドアです。

マンションやビル、店舗などではなぜ開き戸を使うのでしょうか。
理由はスペースと見栄えです。
開き戸は引き戸(よこに引いて開くドア。スライドドアとも)より省スペースで設置できます。とくに壁側に引き込みスペースをつくれない場合などでは有効です。
ですが、開き戸にはデメリットもあります。
まずは安全性。ドアが開いている方向に人がいるときは、ぶつかってしまう可能性があります。また、ドアが勢いよく閉じると、ドア枠とドアにはさまれてしまいます。
通常であれば、そうならないようにゆっくり開閉し、ゆっくり自閉する「クローザー(ドアチェックとも)」を設置しますが、このクローザーが壊れてしまうと、そうした安全機能がなくなってしまうため、非常に危険です。
開き戸のデメリットのもうひとつは、経年劣化に弱いことです。
開き戸は構造上、ヒンジ(蝶番)というものをもっています。
通常、蝶番はドアの横について、ドア枠と接続します。この蝶番が折れることによってドアが開閉しますが、どの形状にしろ、時間がたつと、ドアの重さによってゆがんできます。
また、ヒンジには床に入れるタイプのものあります。これをフロアヒンジといいます。
フロアヒンジはとくに壊れやすい
軽量なドアであれば、ドア枠にヒンジ(蝶番)で接続できますが、ドアが重すぎる場合は、床とドア枠の上部で垂直にドアを接続します。
これが「フロアヒンジ」です。
横で接続するドアを、上下の軸で接続、固定するほうが大きな重量にたえられるため、主にマンション、ビル、事業所の玄関なとで用いられます。
ドア近くに金属性のプレートが床に埋まっているのをみたことがないでしょうか?
あれがフロアヒンジです。中には箱型の装置が埋め込まれており、油圧、ないしばね圧でドアを支えます。
ただ、このフロアヒンジも万能ではありません。
いや、むしろ「ドアが壊れてしまった、うごかない」というご相談のほとんどは、このフロアヒンジが原因です。
じつはフロアヒンジは消耗品です。ただ、意外と建物をたてた段階でこのことを想定していないことが多いです。
とくに必要異常に重いドアをつけてしまうと、頻繁に修理、あるいは全交換することとなり、維持管理のランニングコストが大変ことになります。

フロアヒンジの修理費用
一般にフロアヒンジの修理費用は一か所10~20万円ほどです。
ただ、ほりだすために周囲のコンクリートをはつることもあり、その際タイルの張替えなどがあれば、もっとかかります。
また、交換したとしても、もともとのドアが重い場合、あるいは建物がゆがんでいて、正常な力がフロアヒンジにかからない場合などは、
想定以上に早く劣化します。
あるマンションでは、ドアが異常に重いためか、三年に一度ベースでフロアヒンジの交換をされていたとのこと。築30年のマンションでしたので、維持補修費だけでも、相当な金額になります。
とくにバブルのころから2000年ごろまでのマンションドアは、見栄え重視でステンレス製を多用しました。
ステンレスは非常に重いため、これらには必ずフロアヒンジが使われます。弊社の施工したドアでは一枚で120㎏を超えるものもあり、たいしてフロアヒンジは特殊なものではなかったため、頻繁に故障するのも仕方ないと思いました。
また、水によってフロアヒンジが故障することも多々ございます。
フロアヒンジは床にうめるため、どうしても雨水の影響をうけます。シーリングをされていてみ、つねに雨があたったり、清掃のたびに水をながしたりしていると、フロアヒンジがおさめられている箱のなかに水がたまり、内部が錆てしまい、装置が形をたもっていないものございました。
下の写真は、水浸しになっていたフロアヒンジの例です。
こうなると、交換どころか、中から掘り出すのも一苦労です。本来はボルトで箱て緊結されているフロアヒンジですが、ボルトがグズグズになっており、悪戦苦闘の結果、取り外すだけで半日かかったこともあります。

こうなってしまうと、とりだすためのボルトも崩れてしまっており、交換のために振動ドリルなどが必要になり、工事も一苦労です。また、ほりだすために周囲のタイル等もいちどすべて壊して取り除く必要が出てきます。
重い開き戸は自動ドアに
弊社は開き戸から引き戸自動ドアへの交換を推奨しております。
フロアヒンジの修理よりは、当然費用がかかりますが、長い目でみればコスト的にさほど差がないとおもいます。なにより、安全で便利です。
故障して動きが悪い、あるいはコントロールがきかなくなった開き戸は怪我をする恐れがあります。
下の写真は実際、私たちにご依頼いただたお客様(マンション)ですが、フロアヒンジ故障したまま放置していたところ、突然ドアがしまり、人が挟まれたとのことで、ドアをはずされておりました。
このドアを弊社にて自動ドア化したのが、下二枚の写真です。
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開き戸の自動化のご相談ならファースト・レイズに
弊社は関東を中心に手動ドアの自動ドアへの改修工事をおこなっております。
何かご相談ごとがあればお気軽にお問合せください。

この記事を書いた人
株式会社ファースト・レイズ代表・八木幹夫。2級建築施工管理技士。日本電産サーボ株式会社にて自動ドアなどの産業機器向けモーターの技術営業を5年経験した後、株式会社ファースト・レイズを設立。後付けに特化した自動ドアの開発・施工販売をしています。趣味はドライブ、アウトドア、読書、車いじり。
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