マンション開きドアが壊れたままなら【自動ドアはどうでしょうか?】

弊社にはさまざまなお問い合わせがございます。そのなかで一番多いものは、

「マンション玄関の手動ドアが故障して困っている」

というお問い合わせです。

この場合、ほぼすべて開き戸が多いです。開き戸とは、前後にスイングするドア、押したり、引いたりして使うドアですね。(これに対して横にスライドさせるものは引き戸といいます)

マンションやビルの入り口では、とくに二枚1セットの両びらき、いわゆる観音開きのドアが非常に多いですね。

下のようなドアです。

なぜ開き戸、それも二枚セットがおおいのでしょうか?

理由はスペースと見栄えです。

ドアは一枚より二枚のほうが、大きく開きますし、見栄えも良くなります。

玄関は建物の顔のため、素材についても良く光るステンレスや、重厚なスチールなどを使用することが多いです。

ただ、こうした開き戸にはデメリットもあります。

まず、大きいのはドア本体の重いほど、ドアの開閉は大変であること。

開くには力がいりますし、しまるときはドアの重さのために急にパタンとしまつて危険です。

また、一般的には開き戸はドア枠にヒンジ(蝶番)をもうけてつけます。しかし、ドアが重いと、ヒンジだけでは吊れず、すぐにドアが傾いてきてしまいます。

これを解決するため、とくにマンションやビルの入り口では「フロアヒンジ」という特殊なヒンジをつかいます。

これは、本来は、横で接続するドアを、上下の軸で固定、開閉させ、かつ一定の力をたもたせるものです。

ドア近くに金属性のプレートがタイルのあいだに埋まっているのをみたことがないでしょうか?

あのプレートのなかはステンレス製の箱が埋め込まれており、そのなかにフロアヒンジという部品がうめこまれています。

フロアヒンジはドアを下から支え、さらに油圧、あるいはバネの力でドアの開閉を一定にたもつような補助をいたします。また自閉機能ももっています。

このフロアヒンジがないと、ドアは重すぎてあけられなか、るいは風の強いときなどは突然しまったりして非常にします。指の切断などの大事故がおこる可能性もございます。

ただ、このフロアヒンジも万能ではありません。

いや、むしろ「ドアが壊れてしまった、うごかない」というご相談のほとんどは、このフロアヒンジが原因です。

フロアヒンジはよく故障する?

私たちへご相談いただくお客様のなかには、

「数年前に交換したのに、またフロアヒンジが壊れた」

という事例が多くございます。フロアヒンジの交換は一か所あたり10~15万程度、ドアが二枚ですと、その倍ですから、これが頻繁となると、けっこうな負担です。

たしかにフロアヒンジは定期的なメンテナンスや清掃をしながら使っていく製品です。ただ、それにしても、三年や五年ごとに交換というのはおかしいです。

頻繁に壊れるフロアヒンジは、フロアヒンジそのものの問題ではなく、ドアと環境が原因だとおもいます。

近年、マンションの手動ドアは、見栄え重視で非常に大型化し、素材も軽量なアルミではなく、ステンレスか鋼鉄製を使う者が多いです。

とくにバブルの名残を残す20年以上まえに建てられたマンションなどにその傾向があり、ドア一枚で100㎏近いものもありました。

フロアヒンジの多くは、そこまでのドアを想定してつくられていないようで、これが頻繁に壊れる原因のひとつです。

もうひとつの故障の理由は、水です。

フロアヒンジは床にうめるため、どうしても雨や水の影響をうけます。ステンレス製の箱のなかにおさめられており、シーリングなどをされていることもありますが、長く風雨にさられされたり、清掃のたびに水をながしたりしていると、フロアヒンジがおさめられている箱のなかに水がたまり、それが原因でフロアヒンジそのものが錆てしまい、当然、油圧もきかなくなってしまいます。

下の写真は、水浸しになっていたフロアヒンジの例です。

こうなると、交換どころか、中から掘り出すのも一苦労です。本来はボルトで箱て緊結されているフロアヒンジですが、ボルトがグズグズになっており、悪戦苦闘の結果、取り外すだけで半日かかったこともあります。

また、水が箱に浸入している場合はそれも補修しなければならず、交換のために大掛かりな掘り出しも必要となります。

下の写真は自動ドアにするためにさらに大きく掘っていますが、すくなくともフロアヒンジ周辺は壊します。

重い開き戸は自動ドアに

結論から言うと、故障の頻発するフロアヒンジは、ドア原因です。

ドアそのものを交換することが必要ですが、当然費用がかかります。でしたら、いっそ、引き戸の自動ドアにしてしまうのも一案です。

もともと開き戸は指のはさまり、重い、荷物もったまま通過しづらいなどの問題があり、バリアフリー上からは、できるかぎり開き戸からも引き戸に変更することがすすめられています。これからの高齢会社会においては、とくにその必要性が高まるでしょう。

とくにご高齢のかたがおおい、お子さまが多いマンションなどでは効果的だとおもいます。

弊社では自動ドア化に際して、なるべく費用のかからない方法を現場ごとにご提案させていただいております。

重いドア、フロアヒンジがこわれてしまい、開閉不能なドアで困っているようでしたら、お気軽にご連絡ください。

株式会社ファースト・レイズCEO

この記事を書いた人

株式会社ファースト・レイズ代表・八木幹夫。2級建築施工管理技士。日本電産サーボ株式会社にて自動ドアなどの産業機器向けモーターの技術営業を5年経験した後、株式会社ファースト・レイズを設立。後付けに特化した自動ドアの開発・施工販売をしています。趣味はドライブ、アウトドア、読書、車いじり。

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