【プロが解説】自動ドアのメリットとデメリット

自動ドアのメリットとデメリット

私たち、ファースト・レイズは手動ドアの自動ドア化を専門にしている会社です。

そのため、「手動ドアと自動ドア、どちらがいいでしょうか?」

といようなご質問をいただきます。

当然、手動ドアと自動ドアならば、自動ドアのほうがメリットが多いです。

ただし、当然デメリットもございます。

この記事では、そんな、おもにお客さまから直接いただいた現場のお声から、自動ドアを導入するメリットとデメリットをご説明したいとおもいます。

手動ドアを自動ドアにしたい、自動ドアと手動ドアのどちらにするか迷っているかたのお役にたてれば、幸いです。

自動ドアのメリット(5つ)

1.見映えがよくなる

え?これが最初?と思われる方がいらっしゃるかもしれません。後でお話するように、自動ドアにはいくつもの利点があります。

ただ、ふしぎと、手動ドアから自動ドアへ改修工事をしたお客様はみな、

「見栄えが良くなった」

と仰ります。

なんというか、単純なお話ですが、自動でドアが動く、というシンプルなことが、やはりインパクトがあるようです。

現在、新規のコンビニでもスーパー、病院でもほとんど自動ドアとなっています。

「手動ドアだと少し古くみえる。見栄え的に劣る感じがしていた」と仰る、オーナーさまは多いです。

実際にお店をご利用されるお客様が、そう思っているかは別として、たしかにデザイン的に凝ったドアをのぞけば、手動ドアだと、

「古く見える」

「安っぽく見える」

というのはあるのかしれません。

とくにマンション入り口の手動ドアを自動化したあとに、住人のかたから、よく「この見栄えがよくなった」というお声をいただきます。のお話となります。ですので、とくにマンションにおいては、私たちも、この見栄映えを意識して、自動ドアの提案をしております。

2.閉め忘れがなくなる(冷暖房効率・衛生面・虫などの外部侵入の防止)

自動ドアは「自動で開く」だけではなく、「自動で閉める」こともできます。

この自動で閉めることが、意外にも大きなメリットにつながることがあります。

1.部屋内の環境をたもつ(冷暖房)

2.匂いなど衛生面で締め切りが可能

3.外部からの虫などの侵入を防止する。

などは、自動ドアの「自動で閉める」から得られる効果で、実例としては、

無人販売店舗の入口ドアを自動化→冷暖房費を大幅に節約

飲食店玄関ドア→従業員が気づくまで開けっ放しのため、虫やネズミが入ったことがあった。自動化後は安心できる

など、「自動で閉める」は自動で開くよりも、意外に利便性が高いのです。

3.バリアフリー

とくに病院、マンションではこの声が一番多いです。

杖をついているかたや、車椅子を使っているかた、ドアがひとりで開けられないかたは漢ならずおられます。

とくにマンションや古い病院の玄関によく設置されているステンレスの観音開きのドアなどは、経年劣化でドアがスムースに動かなくなっていることが多く、大人の男のひとでも、開けるのに毎回苦労されたり、はさまれてけがをした、などというご相談もいただきます。

この問題は自動ドア化すると一気に解決します。

あたりまえですが、自動ドアなら自分の手を使う必要がなく、杖や車椅子をお使いの方でも安心、安全に利用できます。また、付き添っておられたご家族や周りの方の負担も大きく軽減されるとおもいます。

4.非接触

新型コロナウイルスの世界的流行後、非接触というのは、非常に重要なポイントとなっております。

自動ドアの世界でも、ひと昔前までは、ドアアについているタッチスイッチを押して開閉するタイプが主流でしたが、新型コロナウイルス後は、それらはほとんど見られなくなりました。理由は接触にあります。

病院の診察室のドア、ホテルの厨房バックヤードにつながるドア、食品工場の従業員トイレなど、この理由からのご依頼が多いです。

この非接触に関しては、「やってよかった」というより、「やらないと安心できない」という観点からで、とくに近年注目されている、HACCP対策として自動ドアを導入される方も増えています。

5.利便性(作業効率)の向上

意外ではあるのですが、工場やオフィスなどで各部門のあいだの間仕切りとして引き戸や開き戸が設置してあることがあります。

ここを自動ドア化したお客様から、「ものすごく利便性があがった」と感謝されたことがございます。

毎日、台車で何十回と通るドアをその都度、台車から手をはなして開けるのはたしかに非効率ですよね。

ちなみに台車だけでなく、フォークリフトが通過するような大型のドアを自動化したこともございます。

ドアがひらいているときは、フォークが通るため、パトランプとともに音楽が流れるプログラムを特注で組みました。

自動ドアのデメリット(3つ)

1.必ずしもすべて自動化すればよいわけではない

たしかに自動ドアは便利です。

ただ、どうしても場所柄むかない場所もあり、私たちはこれもはっきりお話させてもらっています。

よくある例が、狭い飲食店りなどで、ドア付近にお客様が座る、会計のときにドアのまえにたつようなところでは自動ドアにしないほうがよいです。

自動ドアのセンサーは。あくまでも機械的に、近くに人がいればドアをあけます。だから、誤作動が非常に多くになってしまい、本来の自動ドアのメリットがなくなる場合もあります。

この場合は自動ドアにしない、という判断もありだとおもいます。

もちろんセンサーを絞る、あるいは世の中の流れと逆行しますが、タッチスイッチにしてしまう、というやりかたで自動ドアにしたしまうこともできます。ただ、これもケースバイケースですね。

2.導入費用がかかる

自動ドアの価格はドアの種類、枚数、建築資材(ステンレス・アルミ・木製など)により、色々ですが、新規設置であれば150万円~300、400万円くらいがあたりまえです。昨今、電子部品や金属、ガラスの値上がりが続いているため。さらに上昇傾向にあります。

手動ドアはこれにくらべれば、はるかに安価です。たとえば片引きのガラス入りアルミ框ドアであれば20万円ていどで手に入ります。

ですので、価格重視で、先の五つのメリットがさほど大きな恩恵でなければ、自動ドアを導入しないという判断もありだとおもいます。

3.導入後も費用がかかる?

すべてはそうではありませんが、自動ドアメーカー、施工店によっては自動ドア導入費用とは別途、毎年のメンテナンス費用を請求することがあります。

価格は色々ですが、年二回の半年点検で7~10万円程度ではないでしょうか。(自動ドアによります)

しかも、これはあくまでも点検であり、点検によって発見された部品の修理は別途費用となります。

点検をすれば、故障するまえに異常を発見することもできますが、当然、大きな費用的な負担にもなります。

お見積もりのときに、メンテナンスパックの加入の有無をご確認されるとよいかと思います。

なお、冒頭に記載したように弊社の販売する後付け自動ドアFAS07なら基本的にメンテナンスパックの加入は不要とさせていただいております。

自動ドアをご検討のかたはお気軽にご相談を

以上、自動ドアの導入メリット5点、デメリット3点を挙げさせていただきました。

メリットは多く、デメリットは主にコスト面といったところです。

弊社は主に東京・関東を中心に自動ドア化のお手伝いをさせていただいております。(一部製品については大坂も可能)

自動ドアつにいて導入をご検討されるならば、お気軽にご相談・ご連絡ください。

株式会社ファースト・レイズCEO

この記事を書いた人

株式会社ファースト・レイズ代表・八木幹夫。2級建築施工管理技士。日本電産サーボ株式会社にて自動ドアなどの産業機器向けモーターの技術営業を5年経験した後、株式会社ファースト・レイズを設立。後付けに特化した自動ドアの開発・施工販売をしています。趣味はドライブ、アウトドア、読書、車いじり。

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