オートスライドの耐久性
オートスライドは簡易型後付け自動ドアキットです。
オートスライドのモーターや駆動部は耐久として100万開閉以上を想定して開発しております。
これは1日200回開閉するドアで10年近い耐久性能となります。
ただ、実際は駆動部より先に電気回路等が壊れる可能性もあります。
これはオートスライドだけの問題ではなく家電一般にいえることですが、定期的に拭き掃除などして、埃などが付着しないようにするだけで電子部品の故障は抑えられます。
また、オートスライドが壊れていなくても、ドアは時間とともに必ず劣化し重くなります。
特に戸車式(下レール)のものは、レールに埃やジャリなどが溜まると、車が摩耗し、最悪動かなくなってしまうため、掃除がとても大切です。
掃除のあとはオートスライドを初期化する
また、お掃除後にはオートスライドの初期化をおすすめいたします。
初期化とは、もう一度、ドアの重さ・幅を読み直すこと。
人が接触したり、経年劣化したり、掃除が行き届いていないと、自動ドアを設置したときと、重さ・幅が異なってきます。
そのため、自動ドア(オートスライド)が自分の動く距離、つまりドアの幅が分からなくなってしまうことがあり、これを防ぐためにも初期化は大切です。
オートスライド初期化の方法
オートスライドのカバーを外し、電源を入れたままコントローラー下部にあるディップスイッチ1をゆっくりと往復させます。(向かって一番左が1番です)
往復ですので、今ある方向と反対側に入れると、ゆっくりとドアが動き、戻すと、また逆側に動き出します。
ここから、ドアの読み込みが始まり、最低2回ドアを引いて、戻せば、完了です。
初期化そのものはほんの数秒、読み込みは30秒もまあれば終わります。
これをすれば最新のドア状態(へたったなら、へたったなりの)に合わせて、オートスライドが重さを再認識します。
お試しあれ!
4年前にコインランドリーに取り付けたオートスライドの今
実は4年前に設置したお客様のオートスライドを見に行く機会があり、写真と動画を撮ってきました。(音注意。お店の有線がBGMです 笑)
3年の間に戸車にゴミがかなり溜まり、そのせいでドアが重くなり、すこし速度が遅くなっていました。
レールを清掃して、小石を取り、戸車の交換はせず、初期化して、ドアの重さを読み直させたところ、瞬時に回復しました。
今回、施工した工務店さんに確認したところ、施工したときはかなりキツメにドアと歯車を噛み合わせたとのこと。
3年たって、戸車そのもののへたりがあり、多少は軽めになってはいましたが、空転するほどではないので、こちらはそのままにしておきました。
ちなみに場所は埼玉県与野市のコインランドリーです。
外側はすぐ歩道であり、商店街であるため、タッチスイッチとなっております。
内側(室内・店舗内)は出力をしぼった人感センサーとタッチスイッチを併用しております。
タッチスイッチは本来は家庭用です。
不特定多数が使用する場合はとくに消耗が激しく3年に一度は製品そのものを交換を推奨しております。
実際、このコインランドリーさんも、30分ぐらいの間に5組くらいのお客さんがいらしていたので、けっこうな頻度だと思います。
問題なく動いておりましたが、開けてみると、3か所の接触部分のうち一つは完全に壊れ、バネが歪んでいたので、一応、交換をすすめておきました。
どうも、出入りするお客さまが、カゴとかそういうもので、押してしまうらしく、タッチスイッチのカバーも中央部分にヒビがありました。
それもあって、タッチスイッチは交換しておきました。
オートスライドの詳しい製品情報はこちらから
この記事を書いた人
株式会社ファースト・レイズ代表・八木幹夫。2級建築施工管理技士。日本電産サーボ株式会社にて自動ドアなどの産業機器向けモーターの技術営業を5年経験した後、株式会社ファースト・レイズを設立。後付けに特化した自動ドアの開発・施工販売をしています。趣味はドライブ、アウトドア、読書、車いじり。
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