うなぎ屋さん玄関のLIXIL製ラッチ付き引き戸を後付けで自動ドアに|三郷市【FAS07事例】

うなぎ屋さんの後付け自動ドア

工事のポイント

  • 埼玉県三郷市にある老舗のうなぎ料理屋さんの玄関引き戸を自動ドア化
  • ドアはLIXIL製のラッチ機構付きのドアを改造して再利用
  • 自動ドア装置はお店の雰囲気を壊さないように取り付ける
  • 設置コストは通常の自動ドア設置工事に比べて1/4程度で収まる

うなぎ屋さん入り口の引き戸を自動ドアに改修

埼玉県の三郷市にある老舗のうなぎ屋さん「川魚・根本」さまの入り口の自動ドア改修をお手伝いさせていただきました。

今回は東京の工務店さまからのご依頼です。

こちらは店舗をリニューアルしてからそう遠くなく、内装もきれいでドアも非常によい状態でした。

後述しますが、ちょっとくせのあるドアでした。

LIXIL製の玄関用引き違い戸で、最近非常にご依頼が多いものです。

アルミ製のドアに和風の木目調のラッピングがしてあり、和風の飲食店の入り口などでよく見かけます。

重量もそこそこありますが、戸車がわりと大きめなので、動きはスムーズです。

LIXIL製のラッチ機構付きのドアを改造して再利用

このドアを再利用するのに、一番の問題になったのは、このシリーズの一部で採用されているラッチです。

ラッチとは、ドアを閉めたとき、簡単に開かないにドアを固定するためのカンヌキが出る仕様のものを指します。

ラッチは一般的には開き戸によく見れれます。

再びドアを開けるときは、ドアノブを回せばラッチが開きます。

LIXIL製のこのドアのシリーズは、引き戸でもラッチがついており、閉まったら、簡単に開かないようになっています。

なぜこんなことをするかというと、引き戸を強く閉めたときに跳ね返ってまた開いてしまうのを防ぐためですね。

開くときは、取っ手のところにボタンがあり、ボタンを押しながら開くと開きます。

知っていれば簡単ですが、知らないと、当然、開くことができません。

特にお店ですと、毎回、「あれー、出られないよ」とか、「開かない!お店閉まっているのかな?」となりかねません。

以前プライベートで入ったお蕎麦やさんで同じタイプのドアを見ましたが、そこでは営業中は常にドアを開けっぱなしにしていました。

ただその場合、虫が入るなど、衛生面での問題がありますよね。

自動ドア装置をお店の雰囲気を壊さないように取り付ける

ドアの他に問題があるとすると、まだ改装されてから日が浅く、室内側が非常にきれいであることです。

なるべく自然なかたちで自動ドア装置を入れないと、ちぐはぐな感じになってしまいます。

欄間のガラスに木の縦枠が施してあり非常に凝っていますから、絶対にこれを活かしてきれいに仕上げたいです。

また、ドアの上部(無目といいます)がややひっこんでいることも問題です。

ここにぴったり収めるように設計しましたが、あまりぴったりすぎると、作業上の問題でやり直しがききません。

最初に現地調査時に採寸し、さらに工事数日前にも再度採寸するという慎重さで行きました(笑)

木の場合はどんなに上手な大工さんでも多少の寸法ズレが出ます。

これは木材の特徴によるもので、逆に言うと、それを分かったうえで、きっちりと仕上げなくてはいけません。

ここはピシッと非常にきれいにレベルがでていましたので、後付けで自動ドア装置を取り付けるのも非常に楽でした。

設置コストは通常の自動ドア設置工事に比べて1/4程度

ご依頼いただいた工務店さまによると、ドアを完全に撤去し、一般的な自動ドアを入れるという案もあったそうです。

一般的なアルミドアだと雰囲気を壊しますし、また木目調の特注ドアにすると、200万円以上は確実にするとのことでNGになりました。

最終的に弊社の方法で、1/4程度のコストで自動化できました。

[工事]ドアを改造し、モーターを取り付ける

最初はドアを改造し、自動ドアとして使えるようにします。

(このノウハウは弊社独自のものなので、技術的な詳細は割愛します)

このまま自動ドアにしてしまうと、ラッチが効いてしまうので、まずはラッチを外し、そして取手も外します。

そして、防犯上、また防水なども問題がないように処理します。

それと同時に無目に自動ドアの台座をつけ、モーターを設置していきます。

うなぎ屋さんの後付け自動ドア(工事中)

見てください。

左右ほぼぴったり仕上げました。

それでいて、いざというときに自動ドア装置を簡単に脱着できるくらいの幅を残して仕上げました。

[工事完成] 当日16時には撤収完了

施工は無事完了。

事前の調査をしっかりしていますので、トラブルもなく完了しました。

お店がお休みだったこともあり、施主さまや工務点さまもまじえて、色々なパターンで入退室をシミレーション。

もっともスムースにドアが開閉するようにセンサーを調整させていただきました。

人気店なので、お客様がいるときでは大変なので、入念にやっておきます。

当日の16時にはすべて仕上がり、撤収も完了です。

うなぎ屋さんの後付け自動ドア

施工後、後日、私も寄らせていただきました。

うなぎ、やわらかくて、非常に美味しかったです。

三郷市にお越しの際にはぜひお立ち寄りください。

後付けでも美しく元からあったような自動ドアに仕上がるFAS07

今回使用した製品は弊社の提案型の後付け自動ドアFAS07です。

既存のドアやドア枠を流用して設置することができます。

自動ドア導入をご検討の場合は、ぜひファースト・レイズにお声がけください。

施工込みの後付け自動ドアFAS07の対応範囲は関東全域、山梨県、静岡県と愛知県の一部です。

現地調査は無料で承ります。


FAS07の詳しい製品情報はこちらから


株式会社ファースト・レイズCEO

この記事を書いた人

株式会社ファースト・レイズ代表・八木幹夫。2級建築施工管理技士。日本電産サーボ株式会社にて自動ドアなどの産業機器向けモーターの技術営業を5年経験した後、株式会社ファースト・レイズを設立。後付けに特化した自動ドアの開発・施工販売をしています。趣味はドライブ、アウトドア、読書、車いじり。

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