工事のポイント
- 無人営業のコインランドリーのアルミサッシをオートスライドで自動ドア化
- センサーのうしろに木材を挟んで、誤作動しないように位置を調整
- タッチセンサーと人感センサーを併用
- 施工費用は取り付け費用を含めても10万円台で収まる
後付けでアルミサッシを自動ドアに
コインランドリーのように、荷物を持って通るドアは自動ドアのほうが便利ですよね。
荷物を持ったまま、引き戸や扉を開けるのは面倒ですし、そのときにものを落としてしまったら最悪です。
また、不特定多数のお客様が使用されるような場所だと、ドアが開きっぱなしになるのも困ります。
特にコインランドリーにようにオーナーさんが常駐していないと、そのままになってしまうと思います。
開けっ放しにしておくと、冷暖房がフル稼働、とく真夏や真冬は大変なことになってしまいます。
また、虫の問題もあります。
私もあまり虫が得意ではないので、その意味で自動ドアではない場所は、虫が中にいるんではないかと疑ってしまい、ちょっと入るのに躊躇します。
今回はそんなドアを後付けで自動化した例です。
プレハブでも後付けで自動ドアが取り付けられます
今回は建物がプレハブ構造ですので、しっかりとした柱と梁がありません。
一般的な自動ドアを設置する場合は、自動ドア用の内蔵枠工事がけっこう大変そうですね。
ただ、『自動で開閉する』という用途に限ってみれば、簡易型の後付け自動ドアキット・オートスライドで十分です。
オートスライドは、写真のように非常に小型で、重量も軽く、現状アルミサッシが入っているドアなら、たいてい設置できます。
今まで自動ドアにできないだろうなあ、と諦めていたところにも設置できるのが、この製品のよいところです。
コスト価格も一般的な自動ドアの1/3~1/10ぐらいで済みます。
設置は建物を設置した施工会社さまに行っていただきました。
内装がないため、オートスライドのコード等が露出してしまっているのですが、これは例えばホームセンターや100円ショップ等で販売されているプラ製のボックスのようなものに収めてもいいと思います。
また、センサーですが、オートスライドよりセンサーが内側に入っていると、ドアの動きを拾ってしまい、センサーが誤作動する可能性がございます。
こちらはセンサーのうしろに木材などを置いて、浮かして設置いただいております。
店舗はドア手前ですれ違うことがありますので、このようにタッチスイッチと人感センサーを併用させるのが必須です。
オートスライドであれば、タッチスイッチ2個、人感センサー2個付きで、誰かに施工を頼んでも、10万円台でおつりがきます。
家電規格のPSE対応であり、法令面でも安心です。
オートスライドの詳しい製品情報はこちらから
この記事を書いた人
株式会社ファースト・レイズ代表・八木幹夫。2級建築施工管理技士。日本電産サーボ株式会社にて自動ドアなどの産業機器向けモーターの技術営業を5年経験した後、株式会社ファースト・レイズを設立。後付けに特化した自動ドアの開発・施工販売をしています。趣味はドライブ、アウトドア、読書、車いじり。
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