工事のポイント
- オフィスビル共通トイレ入り口・開き戸を非接触にするため後付けで自動ドア化
- 開き戸は取り外して、新規でドアを作成し引き戸にして自動ドア化
- 廊下通過時の誤作動を防ぐためにセンサーを微調整
- 手かざし+人感センサーを設置し衛生対策ばっちり
ビル内の共有トイレの入り口を非接触で通過したい
東京の大田区にあるオフィスビル内の複数階のトイレ入り口の自動ドア化のご依頼を請けました。
合計3か所を2日でやりきる必要があり、日中の工事で、オフィスで働いている方に邪魔にならないように音を出せない時間等もある中でのやりくりでした。
なかなか大変ではありましたが、お客様にも大変満足いただいたので、ご紹介させていただきます。
今回の工事も、オーダーメイドの後付け自動ドアFAS07を使用して施工しています。
感染防止のためにトイレのドアノブをなくして非接触にしたい
現場は、オフィスといっても大型の倉庫と隣接していて、倉庫兼オフィスのような建物です。
今回は、トイレ入り口のドアノブを触れないようにして、感染防止をしたいというご要望でした。
新型コロナウイルスについては現在、感染者数が落ち着いてきており、みなさまの関心も薄れつつあります。
ですが、今回のパンデミックから、「公共の場での接触感染のリスク」について、ずいぶん認識が変わってきたかと思います。
こちらのお客様でも、コロナにかかわらず、今後のオフィスの在り方として、トイレのドアノブへの接触をなくすべきとのことで、あえてこの時期に工事のご依頼をいただきました。
トイレ入り口の自動ドア化は外側の設置が基本
トレイ入り口の工事は年間でかなりやっており、だいたいいつも同じパターンです。
すなわち、トイレ内側にはほぼスペースがないため、外側に設置するのが基本となります。
ちなみに、こちらのトイレについては、外から扉を開く時に、内側にはほぼ逃げ場がないため、扉が人にぶつかるなどの問題もあったとのこと。
まあ、この狭さでは扉を少しどちらかによせても同じですから、仕方ないですよね。
外側はこんな感じ。
後付けで自動ドアをつけているといつも感じるのは、現場とは本当に千差万別だなあということです。
こちらは鉄筋コンクリートの内壁となっています。
ドア枠は廊下よりひっこんでついており、ビス止めの他内部までモルタルでかためておりました。とても丁寧な仕事です。
けっこうひっこんでいるのと、一段高くなっているので、これに合わせてドアも作成します。
こんな感じにあっという間に完成(笑)
引きで見るとかんな感じです。
廊下を歩く人に反応しないようにセンサーを微調整。これも職人技。
毎回そうなんですが、センサーの調整が地味ですが、非常に大変でして、またこれがノウハウでもあります。
今回、廊下が狭く、導線的に廊下を歩く人に反応してしまう恐れがありました。
手かざしの出力をしぼって、誤作動をおこさないようにまずは調整しましたが、今度は開かないなどの問題もあり、なかなか難しい。
しかも今回は各階のトイレの自動化を行い、階によって微妙に廊下の導線がことなってきます。
ここはお客様とのヒアリングがとても大事です。
完成したドアの動画
設置してからもう一月ほど経ち、ご連絡をいただきました。
トラブルのないのは当然として、センサー位置も問題ないようです。
アフターコロナの生活のなかで、以前どおりに戻るものと戻らないものがあると思います。
接触については、以前とは違い、今後、なるべく非接触、自動化という方向になってくるのは間違いないと思います。
自動ドア導入をご検討の場合は、ぜひファースト・レイズにお声がけください。
FAS07の施工は関東、山梨、静岡と愛知の一部です。現地調査は無料です。
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この記事を書いた人
株式会社ファースト・レイズ代表・八木幹夫。2級建築施工管理技士。日本電産サーボ株式会社にて自動ドアなどの産業機器向けモーターの技術営業を5年経験した後、株式会社ファースト・レイズを設立。後付けに特化した自動ドアの開発・施工販売をしています。趣味はドライブ、アウトドア、読書、車いじり。
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