手動の開き戸や引き戸に自動部品を取り付け、既存のドアをそのまま自動化する製品、方法を、
「後(あと)付け自動ドア」
とよびます。
正式な建設用語ではありません。建物を建てたときではなく、「建てたあと」に自動ドアを導入することを、便宜上、呼んだものです。
後付け自動ドアには、一般的な自動ドアと違った大きなメリットがいくつかございます。
この記事では、後付け自動ドアについて「仕組み・費用・導入方法・注意点」まで、導入前に知っておくべき情報をすべて解説します。
後付け自動ドアとは(結論)
後付け自動ドアとは、
👉 既存のドアにモーター・センサーなどの駆動装置を追加して自動化する製品、あるいは改修工事技術です。
通常の自動ドアは自動ドア周辺すべてを壊し、まるごと新設します。そのため、多くは建物設置時に自動ドアも導入しますが、
後付けの場合は:
- すでに建物が建っており、新築時は手動であったドアを自動化する
- 既存の建物はまったく壊さない。
- いまのドアをそのまま使える
- 短時間で設置できる
- 必用に応じてドアも新たにつくることも可能
- カスタム化も可能
という大きなメリット、特徴がございます。以下、その仕組みや種類、費用や導入方法について詳しくご説明いたします。
後付け自動ドアの仕組み
後付け自動ドアは、主に以下から成り立っております。
① センサー
人の動きを検知して、ドアを開ける信号を出します。また、人を挟みこまないための安全光線も兼ねます。
主な種類:
- 赤外線センサー(人感センサーとも。近づけば開く。最も使用されているセンサー)
- タッチスイッチ(無線式。押し込まないと開かない。遠隔からもドア開閉ができる)
- 非接触型スイッチ(一般的な人感センサーより感知範囲が極小。誤作動が少ない)
② 制御装置(コントローラー)
各種センサーからの信号を受け取り、モーターに指示を出します。開閉幅、速度、停止位置などをコントロールするほか、異常の検地など、自動ドアの頭脳にあたる部分です。
③ 駆動装置(モーター)
コントローラーからの指示を受けて駆動します。基本的にはブラシレスモーターを使用し、ベルトによって駆動させます。
開き戸用自動ドアの場合はモーターからダイレクトにアームと接続する形式となります。
多くの自動ドアが、直流を使用しており、非常に消費電力が低く、かつ駆動も開閉時の数秒のみで、一カ月でも30円前後の電気代しか使いません。
④ 各金物・配線
- ドアを牽引したり、接続するための各種金物、プーリーなど
- 部品をおさめるための土台となるベース金物
- 必用に応じて特注したカバーや補強金物
- 各配線 100V(家庭用コンセント使用)
などです。
後付け自動ドアの種類
開き戸タイプ(スイングドア)
既存の片開き・両開きドアを自動化する方式。
特徴:
- 省スペース
- 個人宅・個室向け
- スライドタイプにくらべて対応不可なのものが多い
- 安全面に課題(開くときに反対側がみえづらい。閉まりかけに挟まれるなど)
引き戸タイプ(スライドドア)
既存の引き戸をそのまま利用するか、開き戸を撤去し、あらたに開き戸を製作する方式。
特徴:
- オールマイティに対応。バリアフリー性も高い
- 安全面も開き戸より高い
- とくに人の出入りが多い玄関、店舗、マンション入り口などに最適
後付け自動ドアの費用相場
結論から言うと👇
👉 DIYタイプなら税別20万円以下も 施工込みなら税別50万円前後から
内訳は以下の通りです。
開き戸タイプ
- DIYタイプ(ファーストレイズでのFA5)約25万〜
- 施工込み 50~60
引き戸タイプ
- DIYタイプ(ファースト・レイズでのFA1やオートスライドなど)約20万~
- 施工込み 50~100万(ドアも新たに作ったり、ドアが二枚など含む)
費用が変わる主な要因
- ドア枚数、サイズ・重量
- 設置環境(壁・天井の補強の必要性有無)
- 電源工事の有無
- センサーの種類 安全装置のレベル
👉 条件によって追加費用がかかります。
後付け自動ドアの導入方法
導入の流れはシンプルです。
① 現地調査(DIYタイプについて資料送付)
現地に訪問してドア種類・寸法・設置環境を確認。DIYタイプについては写真や図面など寸法資料が必要です。
② 見積もり
最適な機種・施工方法を選定
③ 設置工事
- 所要時間:半日〜1日程度
- モルタル工事が必用な大規模なものでも2日以内
④ 動作確認・引き渡し
安全チェック・操作説明 即日つかえます。
後付け自動ドアのメリット
① 低コストで導入できる
いまのドアまわりをそのまま自動化するため、コストを抑えられる
② 工事が短い
最短半日〜1日で設置可能 DIYタイプだと1~2時間で設置可能なものも
③ 性能・機能は一般的な自動ドアと同じ(施工タイプ)
施工するタイプは、センサー、コントローラー、モータは一般的な自動ドアと同種を使用。日本製で高耐久で高品質です
④ カスタム対応
オートロック化、アルコール噴霧器対応などカスタムも可能です(ファースト・レイズの事例を参考にしてください)
後付け自動ドアのデメリット
① 状態によっては施工不可。
今のドアが修理不可能なほど壊れている場合は不可
② 重量制限
施工タイプは100キログラム越えも対応するが、DIYタイプは30キログラム程度と制限あり。重量があると慣性から、停止が難しく、動作が不安定になるため。
③ 外観・デザインに制約
上部に装置が付くため外観が変わる。また壁内配線とならず、配線は露出する(モールなどで処理)ことが多い。
後付け自動ドアが向いているケース(手動より自動にすべきドア)
- 店舗、工場、事務所などの玄関の利便性向上
- 確実な閉めきりによる虫や外気のシャットアウト
- バリアフリーが必要なドア
- 一般の自動ドアの見積もりでは高額。できるだけコストを抑えたい
- 工事期間を短くしたい
後付け自動ドアが向いていないケース
- 新築店舗で壁内埋め込み型の自動ドアにしたい
- デザイン性重視でモール露出などが厳しい(かといって天井内にも後から配線をとおせない)
- 手動でも不便でないドア
よくあるご質問(FAQ)
Q. 本当に既存のドアのままで大丈夫?
👉 多くの場合可能ですが、状態によってはドア交換が必要です。
Q. 工事中は営業できますか?
👉 多くのケースで可能です
Q. 電源は必要?
👉 必要です。AC100Vで、最大でも1A程度です。近くにコンセントがない場合は電気工事が必要です。直結工事も可能。
Q. 保証はどれくらい?施工タイプはメンテナンス契約は強制?
👉一年か追加で3年とすることもできます。
多くの自動ドアでセットとなっている自動ドアのメンテナンス契約も不要です。もちろん、ご希望があればメンテナンス契約も行います。
まとめ
後付け自動ドアとは、
👉 既存の手動ドアをそのまま活かして自動ドアにする製品、施工技術であり、一般的な自動ドアよりコストと納期にすぐれている・
- 費用:20万〜100万円 (ドアの枚数、新造などの条件による)
- 工事:半日〜1日
- メリット:低コスト・短工期・省力化・バリアフリー対応
導入のハードルが低く、店舗・事務所・施設など幅広く活用されています。
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「費用はいくらくらい?」
といった疑問があれば、まずはお気軽にご相談ください。
👉 現地調査・見積もり無料で対応しています

この記事を書いた人
株式会社ファースト・レイズ代表・八木幹夫。2級建築施工管理技士。日本電産サーボ株式会社にて自動ドアなどの産業機器向けモーターの技術営業を5年経験した後、株式会社ファースト・レイズを設立。後付けに特化した自動ドアの開発・施工販売をしています。趣味はドライブ、アウトドア、読書、車いじり。
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