後付け自動ドアキット・オートスライドの施工WEBマニュアル

自動ドアのイノベーション オートスライド

後付け自動ドアキット・オートスライドを取り付ける前に~ドアの確認と施工タイプ

オートスライド取り付けガイド

オートスライドはどなたでも、簡単に設置できる自動ドアです。

工務店、電気屋さんはもちろん、工場や施設を管理されている方や一般の方でも施工しております。

オートスライドはラック&ピニオンというシステムで構成されており、国際特許を取っております。

仕組みはシンプル。

歯車(ピニオン)に歯がついているレール(ラック)の噛み合わせで、ドアを動かします。

オートスライドの場合、歯車は本体に付いており、ドア上部に、レールはドアに設置します。

このとき、歯車(ピニオン)とレール(ラック)をきつく、しっかりと噛み合わせることがとても大切なポイントです。

オートスライドはモーターを通して、ドアの状態をモニターしています。

手動ドアに設置することを前提としているため、ドアにある程度がたつきがあったり、レールがゆがんでいてるなど「ドアごとのくせ」も学習します。

ただ、このときも、ドアにつけたレールと歯車がしっかり噛み合っていないと、この「ドアごとのくせ」の情報をしっかり捉えられません。

ですので、しっかり、均等に、空転しないように歯車とレールを設置することが、オートスライドのすべてです。

オートスライドを設置する

設置タイプを決める

4つの設置方式から、1つを選び、オートスライドを設置します。

1と3が一般的ですが、ドアに枠があったり、ポケットドア(袋戸)の場合は2と3のタイプで引くことができます。

2と4のタイプはモーターの組み換えが必要です。

組み換え時はモーターを本体ベースに留める際に、ゆるみのないように固定してださい。

ネジロックや瞬間接着剤などで緩み防止処置をするとよりよいと思います。

オートスライドの設置タイプ

オートスライドを施工する(30分)

オートスライドの設置は本体、レールどちらが先でも問題ありません。

歯車とラックがしっかりと噛み合うことが大切だからです。

ただ、1)ドア上枠(鴨居)に本体を設置し、2)レールをドアに設置する方が本体の位置が決まるため、比較的設置しやすいと思います。

本体をドア上枠に設置

ビス2点で留めるだけです。

付属のビスは汎用的なものですので、ドア材質によってお客様でご準備してください。

ドアに上枠がない場合は、Lアングルを用いてください。

Lアングルは製品に同梱されております。

ドア上枠が狭い場合は、Lアングルや角材などで下記を参考に設置してください。

オートスライドを極端に狭いドアに設置する場合

ドア幅にレールを切り、ドアにビスどめ

レールをドア幅に合わせて糸のこで切断します。標準で100㎝。

それ以上は延長レールをご使用ください。

レールはアルミ材と樹脂でできておりますが、縦方向に簡単に切れるようになっております。

レールを本体の歯車の下に、しっかりと押し付けて、位置を確認し、水平にドアへレールをビス留めします。

このとき、横から見て、レールの上に歯車が最低でも1/3は乗ることを確認してください。

構造上、歯車はすべてレールの上には乗りません。

このとき、キツめにオートスライド本体の歯車とレールを噛み合わせててください。

オートスライド施工の最重要点です。

ビス留め後、手動で動かし、設置前より、ドアが重く感じられば正常です。

このとき、切断した側の先端にエンドキャップをはめるか、新たに穴開け加工したのち、必ず先端をビス留めしてください

ここが留まっていないと、レールが動くため、のちの自動設定が完了しません。

施工後は、レールと歯車が噛み合うため、施工前よりドアは必ず重くなります。

ほとんど変化がない場合は、ギアとレールの噛み合いが甘い可能性があります。

ギアとレールが噛み合いが甘いと、のちの自動設定中や設定後、空転音(ガリガリと音がします)がし、最悪、ドアが止まらなくなります。

自動設定でドア幅を読み込ませる(1分程度)

あらかじめタイプに適した方向にディップスイッチ1を入れます。

ディップスイッチとは、コントローラー下部の細かい歯のようなスイッチの1番です。

オートスライド・ディップスイッチ
ディップスイッチ

オートスライドはドアがこれ以上進まない場所=戸当たりを、ドア幅として認識します。

ドアの端まで行ったときに、しっかりと止めてください。

吊りドアなどで、戸当たりがない場合は、木材などを置いて、ドアがその場で止まるようにしてください。

動かなければ、ビスなどで固定する必要はありません。

準備が終わったら、AC100Vコンセントに製品付属のアダプターを繋ぎます。

本体の電源を入れます。

自動でドアが動き出し、戸当たりまでゆっくり動き、もう一度戻ってきます。

一度目でドア幅、二度目は半分ほど動いて、ドアの動きだしの重さ(負荷)を調べています。

ドア設定中は、中央のランプが左から順に点灯し、終了すると、一番左の緑の色のランプだけが点灯します。

登録作業が上手くいかない場合

登録作業が上手くいかない場合は、次のいずれかが原因です。

1.歯車とレールの間に隙間があり、空転している
2.戸当たりがしっかりしていない 動いてしまう
3.オートスライドの歯車かモーターを固定しているビスがゆるんでいる

施工をやり直し、初期化を行ってください。

初期化は以下の方法で行います。

1.電源を入れたままで、ディップスイッチ1を現在の方向と逆に入れる。
例) onであれば、off側(奥へ)

2.ドアが動き出したことを確認し、ディップスイッチ1を元の方向に戻す。

ディップスイッチを往復させることで、現在のドア幅、ドア重量をリセットし、再度読み込ませます。

これで設定は完了です。

一度設定すれば電源を切ってもドアデータは記憶されます。

疑似的に戸当たりとした木材は取り除いてください。

タッチスイッチを登録する(2秒)

付属のタッチスイッチは無線式です。登録することで使用可能です。

登録方法
1.タッチスイッチの電池シールを外し、青いランプがつくかご確認ください。
2.本体コントローラー右のAutoslideロゴ下にあるsenser learnボタンを押してください。

赤く点灯します。点灯中にタッチスイッチをおします。

点灯→点滅に変われば、登録完了です。

オートスライド専用タッチスイッチ
オートスライド専用タッチスイッチ

人感センサー(超音波・赤外線型)、手かざしセンサーの設定は別途マニュアルを御参照ください。

オートスライド・マニュアル(下をクリック)

・オートスライド・マニュアルver7pdf 24ページ(2021年8月20日更新)

日本版オートスライドについて

オートスライドはもともと豪州のAutoslide社で設計・開発されたものです。

日本において販売されているものは、すべてオートスライド・ジャパン(株式会社ファースト・レイズ、アースウォーカートレーディング株式会社)の監修の元、Autoslide本社のデザインを経て、電気仕様、設置方式、マニュアル、オリジナルセンサーを日本国内専用とした地域限定モデルとなっております。

海外で販売されているオートスライドを国内にそのまま設置した場合、火災、誤作動などが起きる可能性があり、それらについてはオートスライド・ジャパンは一切関知いたしません。

また、海外版は日本国内の家電製品規格のPSE等の取得をしておりません。

必ず日本版のオートスライドをご購入ください。

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